2016年2月5日金曜日

20160203稽古日誌

ちょっと遅くなりましたが、2月3日(水)の稽古日誌です。

稽古前の噂で、子供たちが何人かインフルエンザにかかっているとのことだったので、「今日は少ないかなぁ。よし!大人と混ぜて稽古しょう」と考えていたら、いつもより多いくらいの子供たちの参加率。みんな剣道好きなんだなぁ。よしよし。と、いうわけでいつも通りの稽古です。

素振り
ずっと口うるさく言ってきている「足」と「手の内」が、少しずつですができるようになってきました。
打ち切った時に、左肘が緩い子が何人もいますので、引き続き指導して行きます。

面つけ基本稽古
まずは低学年のみを掛かり手として、足さばきと打突に注意しながら、大きく、すり足で切り返しを何本もやらせました。
素振りの時は出来ている送り足も、面を付けると途端に出来なくなってしまいます。
2月は切り返し月間なので、根気よく続けていきたいと思います。
高学年には、切り返し時の呼吸方を指導しました。
息を吸うのは、体当たりの時のみで、息を繋げることで、集中力と縁を切らない切り返しができることを指導しました。
高学年でも、手の内の作用が甘く、打突の弱い子が多く見えますので、左手でしっかり打ち切ることを引き続き指導していきます。

指導稽古
相手が私たち大人なので、子供たちは怖いとは思いますが、それでも真っ直ぐ打ち込むことを求めました。特に私は、打突は「面」のみしか許さず、なるべく「先の面」遅くなっても「相面」のみです。

次回も頑張りましょう。

2016年1月31日日曜日

20160130稽古日誌

本日は部内試合(団体戦)でした。
また、遠方から五十嵐先生にお出でいただきました。

準備体操からいつも以上の声出しを求め、試合に向かう気分を盛り上げました。

試合前に「打った後に潰れないように」「継足をせず、適正な間合いから打突するように」との注意を与えました。

試合は、1年前に比較して、大分良くなってきました。足が止まっている子もいますが、全般的に前への推進力はついてきたように感じました。

試合後は五十嵐先生に子ども達、大人も稽古つけていただきました。
ありがとうございました。

本日、とても印象的な試合がありましたので追記しておきます。
試合中、相手の胴打ちが3度も足に入り、戦意喪失した子がいましたが、周りの子ども達や、お母さん方が応援したおかげで試合を最後までやり通しました。一度折れた心をもう一度奮起させた本人も天晴れですが、周りが応援した事もとても嬉しい事でした。
私の考えですが、一度やり始めた事を途中で投げ出す事の無いように育って欲しいと思っています。その意味では彼は自分に勝ったと思いますし、この経験が彼をまた一つ成長させたと思います。


2016年1月28日木曜日

20160127稽古日誌

ここ1周間の大寒波も去り、比較的暖かい日中でしたが、日没後の稽古時間は、やっぱり寒かったです。
準備運動、素振りをいつもの通り行いました。

【素振り】
最近、口うるさく言っている「足」を正しく運用することは、少しづつですができてきているように思います。特に、足の向きが悪い子がたくさんいるので、早く直してもらいたいですね。
また、振り上げた際の左手の位置、肩甲骨を使い力まずに振ること、打突時の手の内を意識することを指導しました。

【足捌き】
武道場を縦に使い、全員で行いました。
送り足、すり足で一歩ずつ確実に前進できるように太鼓に合わせて行いました。
左足が右足を越えないこと。
足の向きが正面を向いていること。
左足のふともも裏、ふくらはぎの筋肉を利用し、下腹に力を入れ、腰から前進すること。
などを指導しました。

【稽古】
切り返し・・・足の運びを正しく。最初の正面打ち後の体当たりを強く真っ直ぐ。
正面打ち・・・気合だし、間合いを考えて打つこと。近い、遠いを体感すること。残心までしっかり。
打ち込み・・・一本ずつ気を抜かず、最後まで技のつながりを意識してやること。
掛かり稽古・・・適正な気勢と間合いから打突させ、気持ち、気分を高めてやるように意識して元に立ちました。気持ちの無い子には少し厳しく対応します。

【感想・反省】
今回の稽古は少し説明が長くなりました。しかし、中村先生のご指導のおかげで、子供たちの説明を聞く態度に集中力を感じるようになりました。
よく理解せず、適当に体を動かしても時間の無駄になるので、「ここぞ!」と思いしっかり説明、見本を示しながら指導したつもりです。
子供ですから行ったり来たりは当然ですが、稽古が空くと元に戻ってしまう子が多いですね。きっと「やらされている」からだと思います。「強くなりたい!」「勝ちたい!」と思う子は吸収力が違うし、成長も早いです。十剣のみんながそういう気分になれるような雰囲気をつくりたいですね。

2016年1月24日日曜日

20160123稽古日誌

1月23日(土)稽古日誌
定例保護者MTGの日でしたので、保護者のみなさんと伝達事項と情報を共有しました。
3月末に家族対抗試合、昇段お祝い稽古、卒業祝い稽古を行うことを決めました。今から楽しみです。
また、夏の少年少女武道錬成大会への私の意気込みもお伝えしました。
準備運動も兼ねて、竹刀への打ち込み稽古を行いました。
触剣の間〜一足一刀の間〜足を動かさず打ち込み
特に足を正しく運用するように指導しました。
また、中村先生からは
腰を移動させて前に打て!との指導がありました。
基本稽古
保護者MTGのため、先生にお願いいたしました。
指導稽古
基本的に掛かり気味に打ち込ませました。
間合いが近いものは捌いて打たせず、適切な間合いのもののみ打たせるようにしています。
また、打突後に足が止まるものには容赦なく打突を浴びせます。
大人互角稽古
自分は間合いが近くなりすぎることを注意しなければならない。
「相手の心と構えに響く攻めを」「打突は肩を使って」
感想・反省
子供たちの中に、集中力の続くものと続かないものの差がはっきりしてきた。全員でガンバルことをもっと伝えないといけないかなと思う。

2016年1月21日木曜日

20160120稽古日誌

今日は定例水曜日の稽古でした。
年末年始を挟み、新年会なども挟まり、稽古不足が露わになっていますね。

この冬一番の寒さですのでまずはランニングから始めました。
子供達の走っている姿を見る度に、体の使い方が下手だなぁと感じます。姿勢が悪い子、足首が硬い子、全身を上手に使えない子、様々です。

準備体操
全体的に声が小さいです。
子供には難しいかもしれませんが準備体操から集中するように努力したいですね。

素振り
【大きく上下素振り】肩の力を抜いて大きく真っ直ぐ振るように指導しました。始動は足。
【前後正面打ち】足の向き、手の内を意識して一本一本打ち切るように指導しました。
【前後左右面打ち】手首をしっかり返して、左右面を刃筋正しく打つことを指導しました。
【切返し動作左右面】一歩づつ確実に送り足で切返し動作ができるように指導しました。
【左右足捌き正面打ち】体のバランスが崩れないように足捌きを確実にするように指導しました。
【一挙動正面打ち】大きく早く打ち切る正面打ちを指導しました。
【一挙動踏込み正面打ち】左足で体を前に運び、右足でしっかり踏込みつつ、左足の引き付けを早くするように指導しました。
【跳躍素振り】80本振りました。

正座
寒い時ほど姿勢良く、大きな声でとご指導いただきました。

稽古ー低学年
【送り足で切返し】足運び、もの打ちでしっかり打突部位を捉えることを指導しました。
【面受け切返し】構え→気合い出し→一足一刀の間→面 をしっかりやるように指導しました。
【遠間から勢いつけて正面打ち】元立ちを中央部に固定して、素早い送り足で近づき、遠間から面打ち。打突後も素早くすり抜けることを強制しました。
【かかり稽古】一息でたくさん打つように指導しました。

稽古ー高学年
【面受け切返し】大きく確実に打突部位を捉えるように指導しました。
【竹刀受け切返し】道場横方向に打てるだけ早く大きく一息で行うように指導しました。
【遠間から勢いつけて正面打ち】前述
【かかり稽古】元立ちは足を使って捌く。かかり手はそれでも打ちに行く。
【相かかり稽古】お互いに出来るだけ多く打ち込む。

感想・反省
稽古不足で足がバラバラです。もう一度丹念に足捌きの練習と指導が必要だと思いました。
また、面をしっかり捉えることができていません。真っ直ぐ振ること、手の内の作用、の
必要です。
また、子供達の自主性がなかなか芽生えないことが歯痒く思います。「自分のために」「周りを見て」「自分で動く」ができません。毎回同じことやっているのになぁ。

2015年6月18日木曜日

十日市場剣友会HPに緑区区民剣道大会結果をアップロードしました

 十日市場剣友会
今大会も多数の入賞者を排出しました。


大会結果を十日市場剣友会HPにアップしましたのでご覧ください。
特に、私自身が壮年の部で準優勝しました。準決勝まではなかなか体も動いていましたが、決勝はぜんぜんダメでした。まあ、言い訳はいろいろあるのですが、その後いただいた先生方のダメ出しを心に刻んで、また稽古に励みます!

2015年6月16日火曜日

第16回剣道世界選手権

日本の完全優勝で幕を閉じた世界選手権でした。
日本武道館で観戦できたことは本当に素晴らしい経験でした。
特に中村先生のご人脈で、オランダやベルギーといった海外のチームに親近感を持ちながら観戦できたことが、より深みを与えてくれました。
予選では、各国の実力の差が大きく、「あれ?俺でも勝てる???」なんて思って見たりして、(実際にはおそらく負けるでしょう)楽しみました。
予選を突破したベスト16チームは、やはり強かったですね。足さばきと竹刀スピードが断然早かったです。やっぱり、素振りが大切だと感じました。
中でも中国チームにとても素晴らしい話があったので、紹介したいと思います。

中国では剣道人口は約2万人。人口に対しての剣道人口の割合は極端に少ないです。それでも国際剣道連盟に加盟し、今回の世界選手権は3回目の出場だそうです。
大将の楊選手は、若い時に剣道に非常に魅力を感じ、名門筑波大学に剣道留学して1年間剣道漬けの生活を送ったそうです。剣道の真髄「礼節を尊び、己に克つ」を地で行く人です。
中国の方にこの剣道の精神を理解し実践してもらえる事が、剣道人として日本人としてとても誇らしく思えるとともに、この楊選手をとても尊敬します。
今大会、中国チームはベスト8を目標に稽古を積んだそうです。決勝トーナメント初戦は勝てばベスト8のスペイン戦。試合は2-2で大将楊選手に回ってきました。本数で上回る中国は引き分けでも勝ちでしたが、楊選手はいきなり小手を取られます。このままでは負け。その後引き面で一本取り返します。引き分けまで残り30秒の時、楊選手にアクシデント!相手とのつばぜり合いの時にアキレス腱を断裂してしまったのです。それでも倒れることなく立ち続け、30秒を耐えぬいて勝利。見事チームをベスト8まで押し上げました。
「倒れなかった」事に感動してしまいました。私も断裂経験者ですが、立っていることすら至難の業です。それを強豪相手に立ち続ける。チームのため、国のため、いろんな思いがあったでしょうが、最後は自分の気力と気迫で立ち続けた楊選手に侍魂を見た気がしました。
その後、楊選手を欠いた中国チームは敗退しましたが、大拍手を送りたいと思います。

何かのために踏ん張らなくてはいけない時が人生には多々あります。その時に肚の底から出る胆力は私は剣道で養われたと思っています。
今、指導している子供たちが大人になる過程の中で、この胆力を発揮できる地力を付けて欲しいと願っています。

平成29年緑区秋季剣道錬成大会

平成29年9月23日(土)緑区秋季剣道錬成大会が行われました。 十剣会の子供達はそれぞれ思いを胸に試合に臨んだと思います。勝った子、負けた子、それぞれに試合経験を通じてもう一回り成長してもらえたら嬉しいですね。 大会前の稽古では、いまひとつ気合いが感じられず歯がゆい思いでした。直...